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小学校社会科 歴史の授業について
まず、歴史の指導には2通りあると思っています。
○通史
○人物中心の学習
小学校ではどちらかというと
人物中心の学習が多いと思います。
しかし
通史の考えも取り入れておかないと
子ども達が中学校で困るのではないかと思っています。
私自身は歴史は苦手ですが、
子ども達と一緒に勉強しようという気持ちで指導しています。
必然と歴史書を読む本数も増えたことでちょっぴり得意になったかな?
通史と人物中心の学習の長短をまとめてみました。
○通史をやることの良さ
・歴史の流れが順序立て筋道だって理解しやすい。
●通史の課題
・学習する内容をかなり精選しないと深みにはまって時間がかかりすぎてしまう。
・一斉指導の形になりやすく,教師主導型の授業展開が多くなってしまう。
・教師の話術,提示資料等で関心・意欲を引き出すことは可能であるが,
総じて主体的な 学習態度を引き出すには苦労を要する。
○人物中心の学習構成のよさ
・子供達が調べる人物を自分で決め,主体的に調べようとする関心・意欲・態度を引き出 すことが容易にできる。
・人物レポートや歴史新聞等のフレームを使って表現する力も高めることができる。
・通史的な序列を気にしないで,自由な活動ができる。
●人物中心の学習構成の課題
・筋道だった知識・理解の把握に個人差が生じることが多い。
・取り組むテーマによって時間がかかりすぎることがある。
バランスよく指導することが大事だと思います。
特に
「授業が進まない!」
という先生方に参考にしていただければと思います。
小学校の歴史指導で気を付けていること
私は6年生の担任になった時歴史の授業をする際
○小学校の社会科でできることは何か
○トレーニングとエクササイズとドリル
○子供の時間,教師の時間,互いの時間とメリハリをつける
○小学校の社会科でできることは何か
やはり社会科を好きな子どもにするということです。
それには教師が歴史を楽しいと思えなければなりません。
私も歴史は苦手でした。
高校時代は日本史も世界史も専攻してませんでした…。
(専攻はとても興味のあった倫理でした)
小学校教師になって
歴史の表や裏が分かってくると楽しくなって来ます。
歴史の本はたくさん出版されています。
1冊読むだけでかなり違ってきます。
おすすめは下の4冊です。
この本は知り合いの大学教授もオススメしていました。
大学入試にも対応できるみたいですが
何よりも読んでいて楽しいです!
こちらは参考書ですが、堅苦しさはなく
日本史初心者や苦手意識がある私のように者にも
「よくわかる!」
と目からウロコのすばらしさです。
参考にしてみて下さい。
次に意識していることは
○トレーニングとエクササイズとドリル
です。
トレーニングは「練習」
エクササイズは「能力の維持や保持」
ドリルは「基本練習」を意味します。
これはどの教科にも当てはまることかもしれませんが
私は特に社会科の歴史授業で強く意識しています。
重要人物や出来事は宿題や自習時間の「ドリル」で身に付けさせ
授業ではドリルで身に付けた基本事項を「使える」練習をします。
そして
授業で確認したことを定着させるために
エクササイズをします。
歴史指導で
トレーニングとエクササイズ、ドリルの順番は
単元や児童の実態で変わってくると思います。
この3つを上手に絡ませて歴史授業を行っています。
最後に意識しているのは
○子供の時間,教師の時間,互いの時間とメリハリをつける
ということです。
子供の調べ学習や考える時間はしっかり与えることです。
子供が調べてもわからないことは教師がしっかり教えることが大事です。
いつまでも考えさせない。
互いの時間はゆとりと「遊び」をもつことも大事です。
時間に追われながらの授業は
お互いにつまらなくなってしまします。
小学校の歴史公民 学習プリント
とりあえず先生方に見せられそうなものをアップしました。
お好きなプリントを選んでください。
抜けている時代もありますし、順番も適当です。すみません…。
青文字をクリックしていただくとPDFファイルが開きます。
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