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算数の指導案や教材観、学力について
私は前のページ
で、「国語はねらいが明確になりづらい」ということを述べました。
しかし、算数はねらいが明確です。
なぜかというと、1単位時間の到達点がはっきり分かるからです。
例えば
「空位がある3けた÷1けたのひっ算の仕方ができるようになる」
というねらいがあるとします。
非常に分かりやすくないですか?
45分の授業で、子ども達全員をそのねらいまで到達させてあげればいいのです。
その1単位時間の積み重ねで単元全体の目標も達成できます。
でも、だからこそ教師の指導の良し悪しが分かりやすい教科でもありますよね。
子ども達がつまづきやすいところが予想しやすいので
どのような指導や支援をどの場面で適切に行うかが重要だと思っています。
また、中には
「子どもが自分で答えを導き出せる」ことに集中しちゃう先生もいませんか?
もちろん子どもが自分自身で答えに辿り着いて
「この問題はこのように解くことができる」
と、見通しを持って自力解決できれば最高だと思います。
でも私は
「教えるべきところは教えてしまう」
ことも大切な指導だと思っています。
ただ考えさせるだけで
「身につかなかった…」じゃシャレになりません。
ねらいは明確な算数の指導ですが、
奥が深いですよね。
算数の指導案や教材観、学力について記事一覧
算数 授業の流れ
次からのページでは算数の1単位時間の流れについて考えます。どの教科もそうですが、1単位時間は4つの過程に分かれていませんか?ここでは「つかむ」「考える」「学び合う」「まとめる」にします。
算数の授業 「つかむ」段階
算数の「つかむ」段階では、子ども達が「自分の経験や既習内容と結びつけて数・量や図形の関係をつかむ」ことが大事だと思っています。詳しく言うと、・問われていることは何か把握する。・何が分かっていて、何を問題にしているのか理解する。・今までの学習と似ているところはどこか分かる。・今までの学習と違うところは...
算数の授業 「考える」段階
算数の「考える」段階では、「見通を立て、解決方法の選択をする」「自分が考えた方法で解決する」ことが大事だと思います。自分なりの見通しと方法で問題に取り組むために必要な解決方法や算数的活動を意識させることができればいいですね。また、既習事項を想起し、解決方法を見通したり、解決したりするための方法として...
算数の授業 「学び合う」段階
算数の授業「学び合う」段階では、自分の考えを見通しから自力解決まで筋道立てて説明できる力を育てることが重要だと思います。いわゆる「アウトプット」です。特に分かりやすい説明になるには、@式化や図化を通して分かりやすく表現させる工夫A自分の考えを論理的に伝えられる話型指導 ・類推的な ・帰納的な 話型...
算数の授業 「まとめる」段階
「まとめる」段階は、学習の振り返りをして子ども達が「何を理解して」「それが身についたか」が分かる時間にしなければいけません。特に、「学び合う」段階で指導した「数理的なよさ」を含ませながら、自分の言葉でまとめをさせるといいでしょう。そして、本時の学習の自己評価もさせると子ども自身が自分の到達度を把握す...
算数の指導案
3年生「あまりのあるわり算」指導案4年生「面積」指導案指導案はこちらです本時の指導はこちらです2年生「かけざん」指導案3年生「かけ算のひっ算」指導案指導案はこちらです本時の指導はこちらです2年生「かけざん」指導案3年生「あまりのあるわり算」指導案指導案はこちらです本時の指導はこちらです2年生「長さし...
小学校算数 オススメ教育書
算数のおすすめする教育書を載せてみます。筑波発 問題解決の算数授業算数授業で学級づくり算数授業のユニバーサルデザイン (授業のUD Books)問題提示の工夫から話し合いの導き方まですべてわかる! 算数学び合い授業スタートブック「学び合い」を楽しみ深める! グループ学習を取り入れた算数授業学級全員...