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算数の授業 「つかむ」段階
算数の「つかむ」段階では、子ども達が
「自分の経験や既習内容と結びつけて
数・量や図形の関係をつかむ」
ことが大事だと思っています。
詳しく言うと、
・問われていることは何か把握する。
・何が分かっていて、何を問題にしているのか理解する。
・今までの学習と似ているところはどこか分かる。
・今までの学習と違うところはどこか分かる。
・自分で課題を設定する。
と、いうことです。
さらに、問われていることを把握させるための工夫としては、
・問題が焦点化されるような素材にする。
・既習事項の想起と異同弁別ができるようなものにする。
・身近な問題を提示して,実感や必要感を持たせる。
・数・量や図形の関係がつかみやすいものにする。
ということが大事ではないでしょうか。
加えてその素材は
日常生活で実感できるもの(実物,VTR等)にしたり、
子どもの興味関心が生かされていれば
なおGoodだと思います。
例えば、6年生「拡大図と縮図」の単元の導入で
4枚のドラえもんの画像を使ったことがあります。
私はこの画像を
元画像(左上のドラえもん)
↓
ノッポドラ(左下)
↓
太めドラ(右上)
↓
拡大ドラ(右下)
の順に提示しました。
まず興味関心はバッチリです(笑)
ただし、ここで押さえるべきは体型変化の楽しさではなく、
拡大図と縮図の基礎です。
「背が高く」見えるのはなぜか?
「太め」に見えるのはなぜか?
を子ども達から引き出して
これからの単元展開につなげていきたいものです。
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