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算数の授業 「学び合う」段階
算数の授業「学び合う」段階では、
自分の考えを
見通しから自力解決まで
筋道立てて説明できる力を育てることが重要だと思います。
いわゆる
「アウトプット」
です。
特に分かりやすい説明になるには、
@式化や図化を通して分かりやすく表現させる工夫
A自分の考えを論理的に伝えられる話型指導
・類推的な
・帰納的な 話型を身につける
・演繹的な
B自分の考えが振り返られるノート指導
が必要かな、と考えています。
@「式化や図化を通して分かりやすく表現させる工夫」については
テープ図
位取り表
言葉の式
対応数直線
アレイ図
作図及び表やグラフ
面積図
表
なんかで表せるといいですね。
A「自分の考えを筋道立てて発表できる話型指導」については、
○類推的な話型
ある事柄について、その性質や法則を考えたことに、
それと似ている事柄を想起して、その性質やそこで成り立つ法則をもとに、
同じように考えられたときの話型のことで
・「○○の方法に似ていると考えたので・・・、」
・「○○の結果が使えると考えました。」
のように自分の見通しを発表する場面で多く使わせるといいです。
○帰納的な話型
いくつかのデータから共通な性質や法則を見いだし、
一般的な法則を見つけていく考え方ができたときの話型で、
・「AとBの考えから共通して言えることは・・・、」
・「これらのことからわかることは、・・・」
などのように、自力解決によって気づいたことを発表する場面で使わせます。
○演繹的な話型
与えられた条件から論理を組み立てて結論を導くことで、
自分の出した結論を根拠を明確にして説明する話型です。
・「私の図では、〜になりました。よって、○○が言えると思います。」
など、主に算数的活動など実際の活動を通してわかったことを伝えます。
そして、算数の指導で私が最も難しいと思っているのが
「数理的な良さに気づかせる」
ことです。
これもやはり日々の実践しかないと思っています。
子ども達が自分の考えを深めるために、
自分の考えのよいところや足りないところを確認したり、
他の考えとの比較検討を通して、数理的なよさを発見したりできるような
指導をしています。
よく
算数「は・か・せ」になろう!
という掲示物を見ますよね。
(速い、簡単、正確の頭文字をとったものです)
あれを子ども達が実感してくれれば最高です。
また、
練習問題に適用させてみて、
「やっぱりよいよい方法だ」
とか
「算数って便利だ」
と思ってもらえるようにこれからも精進します。
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