小学校の学級経営 給食指導

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小学校の学級経営 給食指導

給食の時間は子ども達も楽しみにしています。
小学校,学級経営,給食指導

 

教師も子ども達との悪戦苦闘でお昼にはお腹がぺこぺこ…。

 

しかし!

 

私たち教師は給食時間も指導の時間です。

 

子ども達と一緒に楽しんでばかりはいられません。

 

 

 

 

給食指導で大切にしたいのは

 

 

「システム化」

 

 

です。

 

これは授業でもどんな場面でも当てはまりますが、

 

子ども達が動きやすいように

 

システム化してあげることが大事です。

 

よく教師がしっかり活動をシステム化させてないのに

 

それを「できない」と叱っている残念な場面をよく見ます。

 

できなくて当たり前ですよ。指導してないんだから。

 

 

 

 

給食中でいうと

 

 

「特定の子だけ毎回大盛り」

 

「苦手なものは食べようとしない子がいる」

 

「デザートが独り占めされている」

 

「給食当番が自分の分を配膳している」

 

 

などが注意すべき点です。

 

 

 

 

学校によって配膳等のシステムが違うと思いますが、

 

基本は同じだと思っています。

 

子ども達は同じ給食費を払っています。

 

そういう観点からも

 

全ての子どもが平等になるような指導は必須です。

 

 

 

 

私の地区では配膳台が各教室にあり、

 

そこで給食を盛りつけます。

 

準備がある程度できたら

 

子どもがお盆をもって給食を取りに来るということになっています。

 

以下のように指導しています。

 

 

 

 

@4時間目終了のチャイムがなったら、静かに行動する。

 

 給食当番は早めに手洗いうがいをし、白衣を身に付ける。

 

 →静かに行動させないと、配膳に時間がとられてしまいます。

 

 

A班の代表がお盆を取りに行き、

 

  箸、牛乳などこぼれないものを給食当番が全員の机に配る

 

 →残った給食当番と教師が配膳の準備をする

 

 

Bある程度の数の皿やお椀に盛りつけができたら

 

 全員揃っていて静かに過ごしている班を日直当番がOKを出す。

 

 →ここで静かにしていないとお盆をひっくり返すなどしていまいます。

 

 →「5班さん、どうぞ。」と日直が声をかける

 

 

 

C早く呼ばれた班は給食当番の分も配膳する。

 

 →これは4月から気づく子が必ずいます。

 

 大いに褒めます。

 

 

 

D全員に配られたら給食当番は食器返却の準備をする。

 

 →給食当番も席についたらいただきます!

 

 

 

ご飯やおかずを盛る時の給食当番に対する指導

 

 ○おかずは盛りきらない。ちょっと残す程度にする。
  (その後に教師が欲しい人に分けるため)
 ○全員同じ量を盛る。ただしどうしても少なくしてほしい子には対応する。
  大盛りには対応しない。
 ○おつゆなどの汁ものは教師が盛る。
  (やけど等の事故を未然に防ぐため)
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この子がもしおつゆをかぶってしまったらと思うと

 

ゾッとします…。

 

絶対私がやっています。

 

 

 

いただきますの後に教師がおかわりができる献立を伝えます。

 

ある程度の時間が経ってからおかわりをさせます。

 

ここで大事なのは

 

 

必ず教師がおかわりに関わる

 

 

ということです。

 

カレーライスなどの人気献立は

 

おかわりの列がかなり並びます。

 

そこに教師がいないと

 

後ろの人がおかわりできないということもあります。

 

ここは、教師が残量を見て

 

平等におかわりができるようにするべきです。

 

 

 

 

お代わりする人の注意点としては

 

 ○盛られた人は基本的に全部食べる。

 

 ○おかわり(もらった人)は他のおかわりはできない。但し、まだあまっているときにはおかわりできる。

 

 ○給食を少なくしてもらった人は基本的におかわりできない。

 

  但し、まだあまっているときにはおかわりできる。

 

が挙げられるでしょうか。

 

 

 

あとは、楽しい給食の時間にするために

 

 

○準備は私語をしない。

 

○放送はしっかり聞く。

 

○放送が入っていないときは楽しくおしゃべりする。

 

○どうしても食べられないものは残してもよい

 

○歯磨きはしっかりする。

 

 

以上のようなことを指導します。

 

 

 

 

アレルギー対応が必要ではない学級でも

 

事例を出して指導します。

 

アレルギー対応が必要な人と出会っても

 

相手の立場に立って考えられる子どもになってほしいからです。
小学校,学級経営,給食指導
(使用イラスト(c)フリーメディカルイラスト図鑑 より)

 

 

私は学級活動の1単位時間を使って給食指導をします。

 

楽しい給食の時間になっています。

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